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著者が出版した本を売る方法

本を出版したら、著者としての役目は終了と、つい思いがちですが、実際はそうではありません。

本は書店にたんに並べられただけでは売れないし、売れなければ二週間もしたら、返本されてしまい、書店から姿を消してしまうのです。

 

しかし、一冊目が売れなかった著者は、二冊目、三冊目と出版し辛い現実もあります。

 

例え、それが出版社が頑張ってくれなかった結果だったとしても、その結果は著者についてまわります。

どのみち、著者についてまわる結果なら、出版社をあてにせず、自分の力だけでも売ることを考えてみませんか?

 

もちろん、その上で、出版社と協力をしあい、一緒に売る努力をすることが理想的ではありますが…。

 

書く努力の5倍、売る努力をする

勝間和代さんは、はじめての著作物から15万部という奇跡的な売上を築き上げ、その後の著作物がことごとく売れています。

 

そんな彼女の武器は、サイト、ブログ、SNSぐらいです。

しかし、彼女は、「私は本については、書く努力の5倍、売る努力をするということを決めています」と言います。

 

では、どのように展開しているのでしょうか。

 

まず最初に自分の持っているメディアで告知をします。

本の宣伝だけではなく、それぞれのブログやサイトで紹介のお願いも含めた告知です。

しかも、その時に自分の言葉で感想も書くようにお願いします。

ブログやサイトをお持ちではない方には、アマゾンやSNSでのレビューをお願いします。

(自分メディアでは、書籍執筆中から経過報告をしながら、盛り上げていきましょう。)

 

次にパワーブロガーに献本して、書評をお願いするのですが、彼女の場合、実際に会って依頼するのがポイントです。

会うことで、書いてもらえる確率は上がりますし、そこでのコミュニケーションがうまくいけば、悪く書かれることもありません。

(紹介者特典などを追加すると、さらに紹介されやすくなります。たまに「紹介いただけたら連絡ください」と書かれている方がいらっしゃいますが、恩着せがましくなってしまうので、連絡をしてもらうのは逆効果です。書かれているかどうかは、自分で見つけて、しっかりお礼をするようにしましょう。)

 

そして、書評を書いてもらうと、そこから波及するように一般の方もブログやメルマガなどで紹介してもらえるようになります。

とくにパワーブロガーのブログは、はてなブックマークなどソーシャルブックマークに登録されていることが多く、そこからの波及も原動力になっているようです。

(特典を配布する場合、特典請求の返信メールでレビューのお願いをすると効果があります。悪い印象を持っている読者は特典の請求はしませんので、3~5で評価されます。)

 

書籍が売れ始めると、大手の書店に出向き、挨拶をします。

この時に、良い印象を与えることで、書籍はより良い場所に置かれるようになるのです。

書店の方に「応援してあげたい」と思ってもらえることが重要です。

(サイン本やPOPなども感謝されますが、紀ノ国屋や丸善で購入者向けのセミナーをやるとより感謝されます)

 

こうして、本が売れ出すと雑誌やテレビの取材が殺到するのですが、それらにもしっかり対応して、さらに露出を高めます。

(プレゼント提供すると、かなりの確率で掲載されます。)

 

そして、黙っていても本が売れるようになったら、今度は紹介してくれているブログに御礼のコメント周りをして、次の本への布石を仕込みます。

 

( )の中は、私の経験によるものですが、細かいテクニックや具体的なノウハウは、おいおいということで。

 

出版した本を売る方法は気合が基本

著者として、本を発刊したら、売らなければ次はありません。

次のこと以前に、ビジネスとして考えれば、本を売って出版社に応えるのは当たり前のことです。

 

では、どうやって本を売ればいいのか?

 

出版した本を売るための細かいノウハウはいろいろとあります。

しかし、本の出版マーケティングは、誰かのマネをしてもなかなか上手くはいきません。

当たり前です。

誰かの真似をした時点で、どこかでみたことのある手法なのですから、注目を集めることができません。

つまり、波及効果が薄くなり、結果、売れないのです。

 

それでも出版マーケティングには基本があります。

それは、一生懸命やることです。

著者である本人が一生懸命でなければ、誰の心も動かすことはできないので、協力を得ることも難しくなります。

だからこそ、必死になって、一生懸命やらなくてはならないのです。

 

つまり、本を売ろうと思ったら、誰もやっていないようなコトを考え、一生懸命するということです。

 

弊社では、弊社でプロデュースした書籍に関してのみ細かいノウハウなんかも指導しております。

 

著者による販売促進キャンペーン

著者が販促を行う場合、地道に書店まわりをしたり、セミナーやイベントで手売りをするのも大切なことですが、スタートダッシュの初速をつけなければならいあ時には、販売促進キャンペーンを行って一気の盛り上げる方法があります。

ただ、この著者さんによる販売促進キャンペーンも目的を持って行わないと、全く意味が無いものになってしまうので注意しましょう。

 

 

今回は、目的ごとに最適な著者が行うべき、販売促進キャンペーンの方法を紹介します。

 

一般人に評価されるための販売促進キャンペーン

自分でビジネスをされており、本業がちゃんとあるのであれば、自身のブランディングのために販売促進キャンペーンを行うべきです。

その場合に最適なのは、よく聞くと思われるアマゾンでのキャンペーンになります。

アマゾンは認知度もあり、ランキングも出ますので、アマゾンでキャンペーンを行うことで、できる限り上位にランキングされるように頑張りましょう。

だいたい、総合でランキング上位を狙うとするのなら、200冊で20位、300冊で10位、そこから先は他の本との比較となります。

過去に総合1位を取った最小部数は350冊でした。

しかし、一方では2000冊売っても総合2位だった著者もいらっしゃいますので、本当に運だと思うしかありません。

そして、ランキングで表示された画面をキャプチャしておけば、たとえ1時間だけの1位だったとしても、実績としては永遠に使えます。

それでも、「アマゾンで1位になりました!」と宣伝に利用すると、かなりの評価を得られるはずです。

 

出版社に評価されるための販売促進キャンペーン

売れ行きを出版社に評価されて、二冊目、三冊目と続けて執筆していきたいという方は、紀伊国屋でキャンペーンをやりましょう。

出版社は本の売れ行きを確認するのに、紀伊国屋のデータベースで確認することが多いのです。

なので、紀伊国屋だけであったとしても、そのことを全国でも売れていると錯覚してしまうケースもあり、売れる著者として認識してもらえる場合があります。

そうすることで、次の企画も通りやすくなるのです。

 

書店に評価されるための販売促進キャンペーン

最後に書店に評価されるための販売促進キャンペーンです。

何のために書店に評価されなくてはならないかというと、大手書店の場合は自社の各店舗の売上で売れる本を判断することができますが、中小の書店ではその判断ができません。

したがって、外部の情報から売れる本の情報を収集し、その本を良い場所に置くようにしている場合があるようです。

良い場所に置かれた本は、当然、よく売れるようになりますので、増刷につながる可能性も高くなります。

では、書店は何の情報を見て判断するのでしょうか?

その代表的なのが、出版業界紙の『新文化』が多いと言われております。

実は、この新文化には、毎回、下記の書店でのランキングが掲載されます。

つまり、下記の書店でランキングに入ることで、その情報が全国の書店に波及するということです。

 

  • 三省堂書店 本店
  • 丸善 丸ノ内店
  • リブロ 池袋本店
  • 八重洲ブックセンター 本店

 

他にもTUTAYAや文教堂など、チェーン展開している書店を狙う手もあります。

TUTAYAはFCですので、各店舗で系列が違うこともあり、系列ごとに対応が違うため、TUTAYAに波及させるのは難しいと思います。

文教堂はビジネス書については、新橋店、浜松町店、新横浜店などの売上を各店舗に流しているそうなので、この店舗で売れれば、全ての文教堂に波及することになります。

 

ネットで購入できない書店や店舗を指定しなければならない書店の場合、販売促進キャンペーンとして、第三者に購入してもらうのはなかなか困難かもしれませんが、そういう場合には自己買いしても良いかもしれません。

それぐらい、販売促進キャンペーンを行う意義はあるということです。

 

ただ、いずれにしても販売促進キャンペーンを行うのであれば、目的を明確にして、集中的に行うようにしてください。

 

アマゾンで出版した本をベストセラーにしよう

書籍が発刊されると、多くの人がアマゾンのランキング上位を狙います。

そして、そのためにアマゾンキャンペーンのようなキャンペーンを企画します。

 

しかし、このキャンペーンですが、著者と出版社では狙いが違います。

 

著者としては、当然、誰でも知っている大手書店でランキング上位を取ることが、その後のブランディングで大いに活きるという狙いがあるようです。

アマゾンである理由は、1500円以上で送料無料ということで、買われやすいという事情もあります。

(今は、紀伊國屋書店も1500円以上で送料無料です)

 

一方、出版社側はといえば、ランキングで露出することで、リアル書店が平積みにしてくれるという狙いがあるようです。

アマゾンである理由は、現状、リアル書店が全国的な書籍の売れ行きをチェックする手段が乏しいということで、ランキングを見ることができる最大手のネット書店がアマゾンだったという理由になります。

 

1日200冊ぐらい発刊されるといわれており、当然、その中には1度も書店に並ばれることなく『ジェット返本』される本も少なくありません。

書店に置かれなくては、売れる本も売れませんので、その『ジェット返本』されないためにも、書籍が発刊されたときからの実売で初速をつけるコトが重要でもあります。

 

そういう意味では、著者と出版社で両社の思惑が一致しているのです。

 

しかし、短期間でもいいので1位を狙う著者と1位でなくても構わないので長期間ランキングにいてもらいたい出版社でいろいろとキャンペーンの手法についてもめることも少なくありません。

できたら、両社の意向を尊重する形でキャンペーンをしてもらいたいものです。

 

アマゾンキャンペーン対策でランキングを攻略

著者にとって、出版後の最初の仕事は、いかに自分の本の売れ行きに初速をつけることができるかということになります。

この初速をつけることができなければ、書店で平積みされたり、面陳されることもありませんし、あっという間に返本されてしまうという事態になってしまいかねません。

 

では、どうやって初速をつけるのか…それは、著者による販売促進キャンペーンです。

 

有名なのは、アマゾンキャンペーンだと思います。

 

 

しかし、最近、アマゾンのランキングに100位以内にランクされた期間が表記されるようになり、アマゾンキャンペーンなどで上げられた一過性のランキング攻略は意味が無くなってきたようです。

実際、アマゾンキャンペーンでランキング攻略はできても、その勢いが書店に波及されない事例が増えているようにも思います。

 

ただ、一方では、新聞の購読者数は減り、書店への書籍の注文は新聞の広告ではなく、インターネットのプリントアウトが増えてきたそうです。

つまり、今までのアマゾンキャンペーンでランキング攻略するやり方は効果が無くなったものの、プロモーションをするなら、やはりインターネットでやった方が手間もかかりませんし、効果を出しやすいと思います。

何より、再現性があるのが魅力ですね。

 

書店に著書を置いてもらうための書店まわりの方法

出版したら、何故かやりたがる方の多い『書店まわり』。

しかも、出版社の方や書店の方によって、見解がまったく違います。

 

○全国チェーン書店の本部の方

「書店まわりはドンドンやった方がいいですよ。書店員は喜びますよ~」

 

○全国大手書店の都内店舗スタッフ

「売れてない本の著者がお見えになっても…これが慣例化したら毎日何人もの著者が来ちゃって仕事になりませんよ~」

 

○全国大手書店の地方店舗スタッフ

「こんなところまで来てくれる著者さんがいらっしゃるのなら、大歓迎ですよ」

 

○都内中堅書店の店舗スタッフ

「来ていただいても構わないのですが、こちらから話すことは無いので…書店員は人見知りが多いと思うので、沈黙があると嫌になりますね」

 

○近郊中堅書店の店舗スタッフ

「うちはお断りしてます!勝手に棚を移動したり、店内で写真を撮ったりしてたので…」

 

○大手書籍出版社

「営業に事前に連絡して、やる分にはOKしてますよ」

 

○大手書籍出版社

「行ってナニ話すんですか?お土産があるんなら構いませんが、営業と同行にさせてください」

 

○大手総合出版社

「ウチは全然OKですよ~ ダメなとこってあるんですか?」

 

○中堅書籍出版社

「勘弁してください。ウチが長年かけて築いてきた信頼関係なので、勝手なことをされるのは困るので…」

 

○中堅書籍出版社

「地方ならいいですよ~ 都内はこちらで回るので、POPとか渡して欲しいなら会社に送ってください」

 

名前は明かせませんが、これは全て現場担当者の声です。

あなたは、誰の、どの声を信じますか?

 

著者による自己買いするなら、著者購入か、書店購入か

本が発刊されると、出版社から10冊ぐらいの見本誌をいただくことができます。

しかし、10冊では、親戚・知人に配ると、アッという間に無くなってしまうことでしょう。

そうなると、自分で買い足さなくてはなりません。

もちろん、他の用途でも自ら著書を買うシチュエーションはあると思います。

 

著者自ら、自分の著書を買う場合、出版社から購入する著者購入という方法と書店で購入する2通りの方法があります。

 

著者購入の場合、出版社にもよりますが、一般的には出版社から定価の80%で購入することができます。

書店で買うより、安く購入できます。

 

逆に、書店で購入する場合、定価で購入しなくてはなりませんが、買う場所によっては、波及効果を得ることができます。

そのことについては、すでに日記で書きましたので割愛します。

 

つまり、自ら著書を買わなくてはならない状況になったとき、どうすれば良いのかということです。

少しでも安く買うべきか、逆に20%の差額を広告費と考えて別の効果を手にするのか…。

その場、その時の状況によると思いますので、答えは無いと思いますが、安易に安く買えるからといって著者購入をせずに、よく考えるようにしましょう。

 

多少、タイミングがずれたとしても、紀伊国屋での購入すると「息が長い本」と思われる効果もありますので、個人的には自己買いするのであれば、紀伊国屋で購入することをオススメします。

 

紀伊国屋での購入は、アマゾンに比べて面倒なので、紀伊国屋キャンペーンを行ってもアマゾンキャンペーンほど効果は得られないようです。

(著者との関係が遠いほど効果は薄らぐようです)

なので、自己買いだけでも紀伊国屋にシフトした方が良いと思います。

 

ただ、著者購入の場合は出版社の利益率が80%で著者の購入額も80%、書店購入の場合は出版社の利益率が67%で著者の購入額も100%という事実もあります。

 

流通経費がかかるので仕方が無いのですが、出版社にとってもお金の話しだけで言えば、著者購入の方がありがたいのです。

 

もちろん、部数次第ですけどね。

 

ちょこちょこ10部を手配するとなると、お金の話しだけではなく、手間と利益額の兼ね合いということになりますから…。

 

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